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レピドシレン Lepidosiren paradoxa

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世界大百科事典 第2版の解説

レピドシレン【Lepidosiren paradoxa】

肺魚亜綱レピドシレン科に属する淡水魚イラスト)。南アメリカアマゾン川流域,ラ・プラタ川上流のグランチャコ地方などの沼沢地にすむ。体は延長し,吻端(ふんたん)はまるい。うろこは小さく,体色は黒いが,暗いところでは色素細胞中のメラニン顆粒(かりゆう)が凝集するため淡色となる。胸びれはむち状,腹びれも同様であるが体のかなり後方にある。うきぶくろは左右2室に分かれる。全長1.5m程度。運動は緩慢で,腹びれを交互に動かして水底を蛇行する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レピドシレン
れぴどしれん
[学]Lepidosiren

硬骨魚綱肺魚目レピドシレン科に属する南アメリカ産肺魚。1属1種で、肺による空気呼吸への依存度が肺魚類中もっとも高く、えら呼吸のみでは生存できない。乾期には泥中に潜って越乾する。体は細長く胸びれと腹びれは細い鞭(べん)状で、形態的には肺魚類でもっとも特殊化している種類である。[多紀保彦]

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世界大百科事典内のレピドシレンの言及

【ハイギョ(肺魚)】より

… 肺魚類は古生代のデボン紀後期から二畳紀にかけて栄え,世界各地の淡水域に広く分布していたので,多くの化石が残されているが,その後急速に衰亡の途をたどり,現生種はオーストラリア,南アメリカ,アフリカの3大陸に3科3属5種が知られているだけである。日本の水族館でもネオセラトダス(エピセラトダス)(イラスト),レピドシレン(イラスト),プロトプテルス(イラスト)が観覧に供されている。この類は孵化(ふか)した仔稚魚(しちぎよ)が種類によりカエルの幼生のような外鰓(がいさい)や頭部腹面に接着器官をもつものがあること,うきぶくろが空気呼吸の機能をもつこと,その他発生上の特徴などから両生類との進化史上の関係が論じられている。…

※「レピドシレン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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