レムシャイト(読み)れむしゃいと(英語表記)Remscheid

デジタル大辞泉 「レムシャイト」の意味・読み・例文・類語

レムシャイト(Remscheid)

ドイツ西部、ノルトライン‐ウェストファーレン州の都市ケルン北東約30キロメートルに位置する。15世紀以来、鉄鉱石木炭などの資源に恵まれ、製鉄業や鉄製品製造業が発達。物理学者レントゲン生地

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「レムシャイト」の意味・わかりやすい解説

レムシャイト
れむしゃいと
Remscheid

ドイツ中西部、ノルトライン・ウェストファーレン州の工業都市人口11万9300(2000)。ケルンの北東35キロメートルの丘陵地上に発達した。15世紀以来、手近に得られる鉄鉱石、木炭、水力を利用し、ドイツでもっとも多面的な鉄製品手工業を発展させた。可鍛鋳鉄鋳鋼やすりをはじめ、製品は多種に及ぶ。第二次世界大戦後、市域を通るアウトバーンが建設され、交通の便がよくなった。

[齋藤光格]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レムシャイト」の意味・わかりやすい解説

レムシャイト
Remscheid

ドイツ西部,ノルトラインウェストファーレン州,ケルンの北東約 30kmにある工業都市。近世以来製鉄および鉄製品製造業が発達し,工作機械器具の生産地で,厨房器具なども産する。 1808年都市権獲得。 1929年市域に編入されたレンネップは W.レントゲンの生誕地で,レントゲン博物館がある。人口 11万1422(2010)。

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百科事典マイペディア 「レムシャイト」の意味・わかりやすい解説

レムシャイト

ドイツ西部,ルール地方の都市。デュッセルドルフ東方約15km。鉄鋼,機械,繊維などの工業が行われる。X線を発見したレントゲンの生地。10万9600人(2011)。

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