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ロアジ Loisy, Alfred Firmin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ロアジ
Loisy, Alfred Firmin

[生]1857.2.28. アシブリエール
[没]1940.6.1. セフォン
フランスの神学者,聖書学者。 1879年司祭。 81年よりパリのカトリック大学の L.デュシェーヌに聖書を学び,E.ルナンの強い影響を受け,89年より聖書の教授となる。 93年旧約聖書に関する新説のために罷免されたが,近代主義に立脚した論著を続々と発表。 1907年近代主義は排斥され,翌年,彼は破門された。 09~30年コレージュ・ド・フランスの宗教史教授をつとめ,近代主義の立場を堅持し,やがて人間の創造力への信仰に傾いていった。 A.ハルナック批判の書『福音書と教会』L'Evangile et l'église (1902) や『共観福音書』 Les Evangiles synoptiques (2巻,07~08) をはじめとする,記述を史的事実のみに還元した多くの聖書解釈など,その著作のほとんどは 32年最終的に禁書とされた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ロアジ
ろあじ
Alfred Loisy
(1857―1940)

フランスのカトリック神学者で、モダニズム(近代主義)の代表者の1人。1879年司祭となり、81年母校のパリ・カトリック学院教授となる。聖書研究に近代の歴史学的、批判的方法を適用することを主張したため、93年その職を追われ、著書も禁書とされた。ピウス10世の近代主義非難の回勅(1907)に従わなかったため、翌1908年ついに破門された。以後09~26年にわたりコレージュ・ド・フランスで宗教史を講じた。[田丸徳善]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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