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ロミオとジュリエット Romeo and Juliet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ロミオとジュリエット
Romeo and Juliet

イギリスの劇作家シェークスピアの悲劇。5幕。 1594年頃執筆,初版は 97年の四つ折本 (クォート) 。イタリアのバンデッロの物語 (1554) に材を取ったアーサー・ブルックの長編物語詩『ロメウスとジュリエットの悲劇的な物語』 (62) をもとに,ルネサンス時代のベロナを舞台として,名門モンタギュー家の息子ロミオと宿敵キャピュレット家の娘ジュリエットとの悲恋を描いた運命悲劇。悲痛な結末にもかかわらず,若さに満ちあふれた華麗な劇となっている。ロミオの友人マキューシオやジュリエットの乳母がいきいきと描かれている。

ロミオとジュリエット
Romeo and Juliet

バレエ作品。序幕と3幕 13場,終幕から成る。台本 S.ラドロフ,A.ピオトロフスキー,L.ラブロフスキー,音楽 S.プロコフィエフ振付ラブロフスキー。レニングラード・バレエ学校の創立 200年祭のために,亡命後 15年ぶりに帰国したプロコフィエフが作曲したが,当初はハッピー・エンドの結末であったため,上演されなかった。 1938年チェコスロバキアのブルノ国立劇場で,I.V.プソタの振付で上演されたのを機に,レニングラードでは 40年,キーロフ劇場において G.ウラノワ,C.セルゲーエフの主役で初演された。シェークスピアの原作に基づき,写実主義的な手法で壮大なドラマを描いた名作。同じプロコフィエフの音楽による多くの改訂版が生れたほか,C.ランバート,F.ディーリアス,ベルリオーズらの音楽による同主題の作品も多い。

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デジタル大辞泉の解説

ロミオとジュリエット

《原題Romeo and Julietシェークスピアの悲劇。5幕。1594年または翌年成立。イタリアのベローナの仇敵(きゅうてき)どうしの二名門の子、モンタギュー家の息子ロミオとキャピュレット家の娘ジュリエットとの悲恋物語。

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百科事典マイペディアの解説

ロミオとジュリエット

シェークスピア作の悲劇。《Romeo and Juliet》。5幕。1595年ころの作。一目ぼれした若い二人の恋は,家門同士の宿怨のために,実らず,逃避行の計画の食違いで二人とも自害する。
→関連項目ウェスト・サイド物語マクミラン

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デジタル大辞泉プラスの解説

ロミオとジュリエット

宝塚歌劇団による舞台演目のひとつ。1933年、宝塚中劇場にて月組が初演。原作はシェイクスピアによる同名戯曲。

ロミオとジュリエット

1954年製作のイギリス・イタリア合作映画。原題《Romeo and Juliet》。シェイクスピアの同名戯曲の映画化。監督:レナート・カステラーニ、出演:ローレンス・ハーベイ、スーザン・シェントール、フローラ・ロブンス、ジョン・ギールグッドほか。第15回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞。

ロミオとジュリエット

1968年製作のイギリス・イタリア合作映画。原題《Romeo and Juliet》。シェイクスピアの同名戯曲の映画化。監督:フランコ・ゼフィレッリ、出演:オリビア・ハッセー、レナード・ホワイティング、マイケル・ヨーク、ローレンス・オリビエほか。音楽はニーノ・ロータ。第41回米国アカデミー賞作品賞ノミネート。同撮影賞、衣裳デザイン賞受賞。

ロミオとジュリエット

1936年製作のアメリカ映画。原題《Romeo and Juliet》。シェイクスピアの同名戯曲の映画化。監督:ジョージ・キューカー、出演:ノーマ・シアラー、レスリー・ハワード、ジョン・バリモア、エドナ・メイ・オリバー、ベイジル・ラスボーンほか。第9回米国アカデミー賞作品賞ノミネート。

ロミオとジュリエット

ロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキーの管弦楽曲(1869、70、80)。シェークスピアの同名の戯曲を題材に作曲した演奏会用序曲

ロミオとジュリエット

旧ソ連の作曲家セルゲイ・プロコフィエフのバレエ音楽(1938)。シェークスピアの同名の戯曲に基づく。

ロミオとジュリエット

ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフの同名の管弦楽組曲によるバレエ。1938年、チェコスロヴァキアの国立ブルノ劇場でイーヴォ・ヴァンヤ・プソタによる振付で初演。キーロフ・バレエのレオニード・ラヴロフスキーによる振付が有名。

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世界大百科事典 第2版の解説

ロミオとジュリエット【Romeo and Juliet】

イギリスの劇作家シェークスピアの悲劇。1595年ころ作。おもな材源はブルックArthur Brookeの長詩《ロミアスとジュリエット》(1562)と考えられる。ベローナの名門モンタギュー家とキャピュレット家の間には久しく反目が続いているが,前者の息子ロミオと後者の娘ジュリエットは一目で恋し合い,修道僧ロレンスの計らいで密かに結婚式を挙げる。その帰途ロミオはジュリエットの従兄ティボルトを売られたけんかがもとで刺殺して追放の宣告を受け,一夜をジュリエットの部屋で明かしたのちマンチュアヘ旅立つ。

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大辞林 第三版の解説

ロミオとジュリエット

シェークスピア作の悲劇。1594年あるいは翌年初演。イタリアのベローナの名門で不和の間柄にあるモンタギュー家の息子ロミオとキャピュレット家の娘ジュリエットの悲恋物語。青春の情熱を描いた傑作として名高い。

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世界大百科事典内のロミオとジュリエットの言及

【バンデロ】より

…ときに冗漫,ときにいきいきとした文体になる。そのなかの1編がシェークスピアの《ロミオとジュリエット》の種本になったことは有名である。邦訳《風流ミラノ夜話》(1948)がある。…

【ベローナ】より

…1260年デラ・スカラ家のマスティーノをカピターノ・デル・ポポロに選びコムーネが再建されたが,マスティーノの弟アルベルトは,みずからベローナのシニョーレとなった。シェークスピアの悲劇《ロミオとジュリエット》はこのスカラ家統治時代に題材をとっている。 カングランデ(1329没)の時代に,ビチェンツァ,パドバ,トレビーゾを征服し,スカラ家の統治領域は最大になった。…

※「ロミオとジュリエット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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