20世紀西洋人名事典 の解説
ヴィルヘルム・フォン ショルツ
Wilhelm von Scholz
1874.7.15 - 1969.5.29
ドイツの詩人,小説家,劇作家。
叙情的な象徴詩人として出発したが、ヘッベルの影響を受けて、エルンストとともに新古典主義を提唱し、「コンスタンツのユダヤ人」(1905年)などを発表。その後、古典的形式に神秘主義の思想を盛り込み、夢幻的なオカルトの世界と現実が交錯する二重の世界を描くなど作風が一変した。作品はほかに戯曲「影との競争」(’23年)、小説「プルペトゥア」(’26年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報