ヴィッセル神戸(読み)ヴィッセルコウベ

デジタル大辞泉 「ヴィッセル神戸」の意味・読み・例文・類語

ヴィッセル‐こうべ〔‐かうべ〕【ヴィッセル神戸】

日本プロサッカーリーグクラブチームの一。ホームタウン神戸市。昭和41年(1966)創設の岡山県倉敷市の川崎製鉄サッカー部が、平成7年(1995)に神戸市に移転。平成9年(1997)Jリーグ加入。
[補説]「ヴィッセル」は英語勝利(victory)と船(vessel)をあわせた造語

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共同通信ニュース用語解説 「ヴィッセル神戸」の解説

ヴィッセル神戸

川崎製鉄水島サッカー部を母体に1994年に設立され、95年から現在のチーム名に。97年にJリーグに昇格した。クラブ会長楽天グループの三木谷浩史みきたに・ひろし氏。元スペイン代表イニエスタを擁し、2020年元日決勝の第99回天皇杯全日本選手権を制して初タイトルを獲得。ヴィッセルは英語の「VICTORY(勝利)」と「VESSEL(船)」を合わせた「勝利の船」を意味する造語。本拠地はノエビアスタジアム神戸。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヴィッセル神戸」の意味・わかりやすい解説

ヴィッセル神戸
びっせるこうべ

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)所属クラブ。欧文表記はVISSEL KOBE。法人名は「株式会社クリムゾンフットボールクラブ」。神戸市をホームタウンとし、兵庫県を活動区域とする。ホームスタジアムはホームズスタジアム神戸(収容人員3万0132)。チーム名は、英語の勝利(VICTORY)と船(VESSEL)をあわせた造語。国際港湾都市神戸のイメージにあわせて「勝利の船出」を意味する。マスコットは神戸・兵庫になじみ深いウシをキャラクター化した「モーヴィ」。クラブカラーはクリムゾンレッド(深紅)。

 1966年(昭和41)に川崎製鉄株式会社水島サッカー部として創部。1986年に日本サッカーリーグ二部に参加し、翌1987年に川崎製鉄株式会社サッカー部に改称した。1992年(平成4)第1回JFL二部に参加。1994年に株式会社神戸オレンジサッカークラブを設立し、翌1995年にチーム名をヴィッセル神戸に改称して、Jリーグ準会員となった。1997年にJリーグ正会員となり、Jリーグ昇格を果たしたが、2006年にディビジョン2(J2)に降格、2007年にJ1に復帰した。

 2004年(平成16)2月、チーム運営会社が「株式会社ヴィッセル神戸」からインターネットモールを運営する楽天の関連会社クリムゾングループが設立した「クリムゾンフットボールクラブ」に変わっている。

 神戸でのサッカーの歴史は古く、1900年代の初めからサッカーが行われていた記録が残っている。昭和初期は東京と並んでもっともサッカーが盛んな土地として知られ、全国高等学校サッカー選手権大会では、1917年(大正6)の第1回大会で御影師範(みかげしはん)が優勝して以降、第二次世界大戦前までの22大会中17大会で神戸の学校が優勝している。

 過去在籍した選手にはミカエル・ラウドルップMichael Laudrup(1964― 、デンマーク)、三浦知良(かずよし)(1967― )、永島昭浩(ながしまあきひろ)(1964― )らがいる。

[中倉一志]


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とっさの日本語便利帳 「ヴィッセル神戸」の解説

ヴィッセル神戸

「勝利(victory)」+「船(vessel)」=「勝利の船・船出」(国際港・神戸のイメージと、市民の夢を乗せた“大きな船”の意味)

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デジタル大辞泉プラス 「ヴィッセル神戸」の解説

ヴィッセル神戸

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。1997年に加盟。兵庫県を活動区域とする。

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