デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「一条道香」の解説 一条道香 いちじょう-みちか 1722-1769 江戸時代中期の公卿(くぎょう)。享保(きょうほう)7年10月10日生まれ。一条兼香(かねか)の長男。鷹司基輝(たかつかさ-もとてる)の兄。享保(きょうほう)15年従三位。左大臣にすすみ,延享3年関白。4年から桃園(ももぞの)天皇の摂政,関白をつとめる。従一位。竹内式部(たけのうち-しきぶ)を信奉する公卿たちの動きを憂慮しながら宝暦7年辞任。その意をうけた新関白近衛内前(うちさき)が公家(くげ)ら20人を処罰,式部を京都所司代に告発した(宝暦事件)。明和6年9月5日死去。48歳。法号は得成寺。名は「みちよし」ともよむ。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例