滴り(読み)シタタリ

デジタル大辞泉 「滴り」の意味・読み・例文・類語

した‐たり【滴り/×瀝り】

滴ること。また、滴るもの。しずく。
こけなどを伝わって落ちる水滴 夏》「―の思ひこらせしとき光る/汀女
[類語]しずく水滴点滴余滴一滴雨滴雨粒雨垂れ水玉ぼとぼとぼたぼたぽたぽたほろほろぽろぽろぽとぽとぼろぼろたらたらだらだらはらはらぽつぽつぱらぱらばらばらぽろりほたほたぽつりぽつりぽつりぽつんはらりぱらりほろりぽたりどくどくたらりちょろちょろちょろりとくとくだくだくぽとり滴る滴り落ちる垂らす垂れるこぼれるほとばしるあふれる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「滴り」の意味・読み・例文・類語

した‐たり【滴・瀝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「したたる(滴)」の連用形名詞化。古くは「しただり」 ) 水などがしたたること。また、したたるもの。しずく。点滴。したたれ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「水ひたる池にうるほふしたたりを命にたのむ魚くづやたれ」(出典:山家集(12C後)下)
    2. 「なぜに盞のしたたりまないたのなまぐさきをたづねまわるや」(出典:古文真宝笑雲抄(1525)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android