七経(読み)シチケイ(その他表記)Qi-jing

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精選版 日本国語大辞典 「七経」の意味・読み・例文・類語

しち‐けい【七経】

  1. 〘 名詞 〙 古代中国の経書のうち七種。宋代に十三経が成立するまでの一過程で、易・書・詩・礼・春秋の五経に論語と孝経を加えたもの。また、十三経のうち、もっとも重要な七種をいい、説によってさまざまな組み合わせがある。しちきょう。〔後漢書‐張純伝〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「七経」の意味・わかりやすい解説

七経
しちけい
Qi-jing

おもに儒教古典の数え方。さまざまな数え方があり,後漢には,『詩』『書』『礼記』『楽記』『易』『春秋』『論語』を儒教の最も重要な経書としてあげたが,宋代には『尚書』『毛詩』『周礼』『儀礼』『礼記』『公羊伝』『論語』であると唱えるものがあった。清代には,『易経』『書経』『詩経』『春秋』『周礼』『儀礼』『礼記』を七経とした。仏教では,『無量清浄平等覚経』『大阿弥陀経』『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』『称賛浄土仏摂受経』『鼓音声王陀羅尼経』を浄土七経 (しちきょう) という。

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