万延貨幣改鋳(読み)マンエンカヘイカイチュウ

デジタル大辞泉 「万延貨幣改鋳」の意味・読み・例文・類語

まんえん‐かへいかいちゅう〔‐クワヘイカイチウ〕【万延貨幣改鋳】

万延元年(1860)に行われた、江戸幕府による改鋳政策日米和親条約で部分的に自由化された交易により小判金貨)が大量に流出したため、従来より金の含有量を落とした小判を鋳造したもの。このため、国内は激しいインフレーションに見舞われた。
[補説]江戸末期の金銀の交換比が日本では1:5だったの対し、諸外国は1:15だったため、外国人銀貨を日本に持ち込んで小判に換え、それを持ち出して売ると3倍の銀を得ることができた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む