三好退蔵(読み)ミヨシ タイゾウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「三好退蔵」の解説

三好 退蔵
ミヨシ タイゾウ


肩書
貴院議員(勅選),大審院院長

生年月日
弘化2年5月7日(1845年)

出身地
日向国高鍋(宮崎県高鍋町)

経歴
明治2年行政官に出仕、徴士待詔局参事、衆院権判官、大監察、厳原県権大参事、伊万里県少参事、司法大書記官、参事院外議官補、司法少輔、司法次官、控訴院、大審院各評定官、大審院検事長、検事総長、大審院長(明治26〜29年)などを歴任。その間伊藤博文に随行、欧州で裁判制度を調査、21年再びドイツに派遣。退官後弁護士となり東京弁護士会会長に推され、30年勅選貴院議員。晩年は東京市養育院感化部顧問を務めるなど感化事業に力をいれた。

没年月日
明治41年8月20日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三好退蔵」の解説

三好退蔵 みよし-たいぞう

1845-1908 明治時代司法官
弘化(こうか)2年5月7日生まれ。もと日向(ひゅうが)(宮崎県)高鍋(たかなべ)藩士司法省にはいり,明治15年伊藤博文に随行してヨーロッパの裁判制度を調査,19年司法次官。23年大審院検事総長となり,翌年大津事件を担当。26年大審院長。のち貴族院議員,東京弁護士会会長。明治41年8月18日死去。64歳。本姓田村

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367日誕生日大事典 「三好退蔵」の解説

三好 退蔵 (みよし たいぞう)

生年月日:1845年5月7日
明治時代の官僚;弁護士。貴族院議員
1908年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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