デジタル大辞泉 「三手先」の意味・読み・例文・類語 み‐てさき【三手先】 斗栱ときょうの形式の一。柱から外方に斗ます組みが三段出ていて、三段目の斗で丸桁がぎょうを支えるもの。金堂こんどうや塔に用いられる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「三手先」の意味・読み・例文・類語 み‐てさき【三手先】 〘 名詞 〙 寺院建築の組物形式の一つ。大斗から外方に肘木(ひじき)一つ出したものを一手(ひとて)といい、さらに一つ出した肘木上の斗に尾垂木をかけ、その先方に斗と肘木と三斗をおいて丸桁(がぎょう)を支えたもの。組物のうちで一番立派なものとされ、金堂(仏殿)や塔などに使われた。〔匠明(1608‐10)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の三手先の言及 【建築組物】より …壁から直角に前方へ出たものを手先(てさき)の組物といい,三斗組で前方に肘木を出し,先に斗をのせたものを出三斗(でみつど),その先の斗の上に1組の斗と肘木をのせたものを出組(でぐみ)という。出組よりもう1手出れば二手先(ふたてさき),以下,三手先,四手先となる(図3)。三手先までが普通で,四手先は多宝塔上層にもちいられるだけであり,天竺様(てんじくよう)では六手先まである。… ※「三手先」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by