三菱UFJ銀行(読み)みつびしゆーえふじぇーぎんこう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三菱UFJ銀行」の意味・わかりやすい解説

三菱UFJ銀行(株)
みつびしゆーえふじぇーぎんこう

都市銀行の一つ。2006年(平成18)1月、東京三菱銀行とUFJ銀行が合併して三菱東京UFJ銀行となり、2018年4月現行名に改称した。2005年10月に三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスの合併により設立された、世界有数の総資産をもつ金融グループである三菱UFJフィナンシャル・グループの傘下にある。総資産額は204兆1906億円(2017)と、みずほ銀行三井住友銀行を上回るメガバンクである。2008年12月には、合併以来旧東京三菱・旧UFJに分かれていた勘定系システムの統合が完了した。資本金1兆7119億円(2017)、預金119兆4995億円、支店・拠点数は国内766、海外75(2017)。

[編集部 2018年8月21日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三菱UFJ銀行」の意味・わかりやすい解説

三菱UFJ銀行
みつびしユーエフジェーぎんこう
MUFG Bank, Ltd.

三菱UFJフィナンシャル・グループの基幹銀行。2006年1月東京三菱銀行UFJ銀行が合併し,三菱東京UFJ銀行として発足。2018年4月,現行名に変更。両行持株会社は 2005年10月1日に経営統合し,総資産が当時約 200兆円と世界最大,口座数約 4000万に達する三菱UFJフィナンシャル・グループが誕生した。三菱東京UFJ銀行も同日発足するはずだったが,金融庁からシステム統合の準備が不十分と指摘され,3ヵ月延期された。東京三菱銀行は首都圏地盤とし,三菱グループなどの大企業取り引きに強い一方で,旧三和銀行,旧東海銀行が合併した UFJ銀行は大阪,名古屋を地盤とし,中小企業取り引きに強く,相互補完関係がある。三菱UFJフィナンシャル・グループの誕生で,日本国内の大手金融グループは,みずほフィナンシャルグループ三井住友フィナンシャルグループを含めた 3陣営に集約された。

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