みずほ銀行(読み)みずほぎんこう

共同通信ニュース用語解説 「みずほ銀行」の解説

みずほ銀行

3メガバンク一角みずほフィナンシャルグループ傘下の中核銀行。個人・企業取引や宝くじ業務を手掛ける。全国47都道府県に支店を展開している。発足時の2002年4月と、東日本大震災が発生した11年3月にも大規模なシステム障害を起こした。単体の預金残高は20年末時点で122兆円。出張所などを含む国内拠点数は20年9月末時点で464。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「みずほ銀行」の意味・わかりやすい解説

みずほ銀行(株)
みずほぎんこう

第一勧業銀行、富士銀行日本興業銀行母体とする日本の都市銀行。総合金融グループ「みずほフィナンシャルグループ」傘下の銀行であり、三菱(みつびし)UFJ銀行三井住友銀行と並ぶ三大メガバンクの一つである。2000年(平成12)のみずほフィナンシャルグループ誕生時には、母体3行がそのまま持株会社傘下に存在していたが、2002年、個人、中小中堅企業、地方公共団体をおもな取引先とする「みずほ銀行」と、大企業、金融法人、海外、政府系機関などをおもな取引先とする「みずほコーポレート銀行」に統合再編された。しかし2002年と2011年に大規模なシステム障害を起こし、母体3行の意思疎通の悪さや再編・統合の遅れがシステム障害の遠因であるなどと批判された。こうした状況のなか、2013年にみずほ銀行とみずほコーポレート銀行は合併し、新たにみずほ銀行となった。

 2020年(令和2)時点の資本金は1兆4040億円、従業員数は2万8909、国内店舗数は464、海外拠点数は86。初代頭取は第一勧業銀行出身の工藤正(くどうただし)(1943―2021)。前身日本勧業銀行が第二次世界大戦前、全国に拠点をもっていた農工銀行から事業を譲り受けたほか、戦後は、日本勧業銀行の宝くじ業務を継承したため、メガバンクで唯一、全都道府県に店舗を有している。

[矢野 武 2015年9月15日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「みずほ銀行」の意味・わかりやすい解説

みずほ銀行
みずほぎんこう
Mizuho Bank, Ltd.

みずほフィナンシャルグループの基幹銀行。第一勧業銀行富士銀行日本興業銀行の 3行が 2000年9月,金融持株会社みずほホールディングスを設立。3行は持株会社の子会社となり,2002年4月みずほ銀行とみずほコーポレート銀行に統合・再編された。みずほ銀行は個人や中小企業,地方公共団体との取り引きが中心で,みずほコーポレート銀行は大企業取引が中心。2003年1月みずほフィナンシャルグループが発足し,2003年3月にみずほホールディングス,みずほ信託銀行を傘下に入れ,みずほ銀行はみずほインベスターズ証券を,みずほコーポレート銀行は旧みずほ証券(→みずほ証券)をそれぞれ子会社とした(2011年9月いずれも完全子会社化)。2013年7月,みずほコーポレート銀行と合併,みずほコーポレート銀行が存続会社となり商号をみずほ銀行に変更し,新会社として発足した。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「みずほ銀行」の解説

みずほ銀行

正式社名「株式会社みずほ銀行」。英文社名「Mizuho Bank, Ltd.」。銀行業。平成14年(2002)設立。本店は東京都千代田区内幸町。みずほフィナンシャルグループ子会社の都市銀行。第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行の再編により誕生。個人や中堅・中小企業などの取引分野を担当。平成25年(2013)みずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)に吸収合併。

みずほ銀行

正式社名「株式会社みずほ銀行」。英文社名「Mizuho Bank, Ltd.」。銀行業。平成14年(2002)「株式会社みずほコーポレート銀行」設立。同25年(2013)みずほ銀行を吸収合併し、現在の社名に変更。本店は東京都千代田区大手町。みずほフィナンシャルグループ子会社の都市銀行。グループ中核企業で、大企業取引と国際業務を担当する。

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