上啓(読み)ジョウケイ

デジタル大辞泉 「上啓」の意味・読み・例文・類語

じょう‐けい〔ジヤウ‐〕【上啓】

目上の者に対して申し上げること。啓上
臣下皇太子皇后皇太后太皇太后に申し上げること。また、その文書

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精選版 日本国語大辞典 「上啓」の意味・読み・例文・類語

じょう‐けいジャウ‥【上啓】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令制で、臣下が皇太子・皇后・皇太后・太皇太后に物事を申し上げること。また、その文書。
    1. [初出の実例]「皇后皇太子。於太皇太后皇太后率土之内。於三后皇太子上啓。称殿下」(出典令義解(718)儀制)
  3. 目上に対して申しあげること。
    1. [初出の実例]「上啓、右五節之間何等事候哉」(出典:明衡往来(11C中か)中末)
    2. 「為朝頻(しきり)に上啓(ジョウケイ)して、〈略〉請給へども」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)
    3. [その他の文献]〔梁昭明太子‐止三郡民丁就役疏〕

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