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富良野盆地 ふらのぼんち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

富良野盆地
ふらのぼんち

北海道中部,空知川の上流部に位置する盆地。東西約 10km,南北約 30km。東は石狩山地,西は幌内,夕張の両山地で限られる。盆地床の標高は 170~250m。北海道中央盆地列の最南部に位置し,成因については断層説と撓曲 (とうきょく) 説がある。気候は内陸性で1月の月平均気温は-10℃前後,8月は 20℃前後で,年較差は 30℃に及ぶ。盆地床は泥炭地が多く,土地改良と灌漑工事によって水田化され,周縁部では畑作が盛ん。主要作物はジャガイモカボチャタマネギニンジン,スイカ,メロンなど。

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デジタル大辞泉の解説

ふらの‐ぼんち【富良野盆地】

北海道中央部を南北に走る低地帯の一部。中心都市は富良野市。南北30キロメートル、東西6キロメートル、面積130平方キロメートル。野菜・ブドウ・ラベンダーなどの栽培が盛ん。

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百科事典マイペディアの解説

富良野盆地【ふらのぼんち】

北海道中央部,空知川流域の盆地。地味が肥え,米作をはじめジャガイモ,野菜,果物の栽培を行う。周辺に美林が多く,東京大学演習林や北海道大学の農場などがあり,農林業の試験研究地となっている。
→関連項目夕張山地

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世界大百科事典 第2版の解説

ふらのぼんち【富良野盆地】

北海道中央部,上川支庁の南部を占める盆地。北海道中央部に南北に連なる中央低地帯と呼ばれる盆地列の南部にあたる。東部に十勝岳を中心とする火山群,西部に夕張山地がそびえ,北は標高300~400mの火山麓台地で上川盆地と分けられる。盆地南端から流入する空知川が盆地南半を北流し,中央部にある富良野市の西で北部から流れる富良野川を合わせ,夕張山地に横谷をつくる。盆地床は標高170~250mで,南部は夕張山地から流出する河川によって形成された複合扇状地が発達し,畑作地帯となっているが,中央部,北部では扇状地の発達はみられず,低平な水田地帯で,空知川北岸の自然堤防の背後には,かつて富良野原野と呼ばれた低湿地がみられた。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔北海道〕富良野盆地(ふらのぼんち)


北海道中央部、石狩(いしかり)川支流の空知(そらち)川上流域にある盆地。西の夕張(ゆうばり)山地と東の石狩(いしかり)山地の間に位置し、北は丘陵地を挟んで上川(かみかわ)盆地に続く。標高約170~250m。稲作とジャガイモ・タマネギの栽培が盛ん。ラベンダー畑の景観で知られる。中心の富良野市は農産物の集散地

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

富良野盆地
ふらのぼんち

北海道中央部に南北に連なる諸盆地の一つ。東西5~6キロメートル、南北30キロメートル、面積130平方キロメートル、標高170~250メートル。東に十勝(とかち)岳火山群、西に夕張(ゆうばり)山地があり、北は十勝岳溶結凝灰岩の丘陵で上川(かみかわ)盆地とくぎられている。盆地床の南部には夕張山地の断層崖下(がいか)に形成された複合扇状地が発達し、畑作地帯となっている。北部は長く空知(そらち)川北岸の自然堤防により排水が妨げられた低湿地であったが、大正期以降の排水工事により美田地帯となった。気温の年較差、日較差は大きく、夏季の高温は水稲、野菜の栽培に適し、河川改修と土地改良は稲作を主産業としたが、金山(かなやま)ダムによって南部の扇状地を水田化する計画は、ダム完成の1967年(昭和42)、水田減反政策がとられたため蹉跌(さてつ)を生じた。[岡本次郎]

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