上敷(読み)うわしき

精選版 日本国語大辞典 「上敷」の意味・読み・例文・類語

うわ‐しき うは‥【上敷】

〘名〙
① ある物の上に敷くもの。うすべり、シーツの類。
※丹後守為忠百首(1134頃か)秋「有明の月やどれとや峯にむす苔のむしろの露のうはしき藤原為盛〉」
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上「擬油団(まがひゆたん)を上敷(ウハシキ)にして」
馬具の名。鞍の上の敷きもの。鞍敷(くらしき)馬氈(ばせん)。〔十巻本和名抄(934頃)〕

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デジタル大辞泉 「上敷」の意味・読み・例文・類語

うわ‐しき〔うは‐〕【上敷(き)】

物の上に敷くもの。うすべり・敷布など。
鞍敷くらしき
[類語]敷物薄縁うすべり茣蓙ござ花茣蓙むしろ花筵こも敷き藁絨緞緞通毛氈もうせんカーペット

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