上洞人(読み)じょうどうじん(その他表記)Upper cave

最新 地学事典 「上洞人」の解説

じょうどうじん
上洞人

Upper Cave man

北京郊外の周口店にある龍骨山の上洞(山頂洞)で1933~34年に発見された更新世末期(2万~1万年前)の新人化石。山頂洞人とも。北京原人が発掘された洞窟より上方の洞窟の意味。数体分の人骨が残っていたが,第二次大戦中に失われた。比較的保存良好な3体の個体骨(101号男性・102号女性・103号女性)は,変異があるが原モンゴロイド形態を示すと考えられる。101号の推定身長は174cm。骨製縫針などを伴出。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「上洞人」の解説

上洞人(じょうどうじん)
Upper cave

北京原人が発見された周口店遺跡の上方にある別の洞窟から1933年に新人段階の頭骨3個などが発見された。これらは上洞人もしくは山頂洞人として知られ,年代は約1万8000~1万年前と推定されている。かつては3個体がそれぞれ別人種(モンゴロイドメラネシア人,イヌイット)の特徴を示すとも解釈されたが,今では東アジアの基層集団の一つとして一括して取り扱うことが多い。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上洞人」の意味・わかりやすい解説

上洞人
じょうどうじん

山頂洞人ともいう。著名なシナントロプスが発見された中国周口店の洞窟の上方にある洞窟から,1930年に裴文中が発見した人骨群であり,少くとも7個体ある。一般に広義のクロマニヨン人的な長身,長頭,広顔などの特徴をもつが,女性と思われる人骨には広鼻,軽い突顎,広い頬骨などの特徴をもつものがあり,モンゴロイドの祖先の化石現生人類であると考える学者が多い。シカハイエナ,クマ,トラなどの動物化石を伴っており,更新世後期の第4氷期に相当すると考えられている。人骨に伴って石器,骨針,装身具が発見されている。

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百科事典マイペディア 「上洞人」の意味・わかりやすい解説

上洞人【じょうどうじん】

シナントロプスが出土した周口店遺跡付近の小洞で1933年発見された化石人骨。第四紀上部洪積世に属する人類。

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改訂新版 世界大百科事典 「上洞人」の意味・わかりやすい解説

上洞人 (じょうどうじん)
Shàng dòng rén

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旺文社世界史事典 三訂版 「上洞人」の解説

上洞人
じょうどうじん

旧石器時代に中国に生存した人類
1933〜34年,北京南西の周口店 (しゆうこうてん) 遺跡の上部洞穴から発見された。新人に属する。

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