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上洞人 じょうどうじん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

上洞人
じょうどうじん

山頂洞人ともいう。著名なシナントロプスが発見された中国周口店の洞窟の上方にある洞窟から,1930年に裴文中が発見した人骨群であり,少くとも7個体ある。一般に広義のクロマニヨン人的な長身,長頭,広顔などの特徴をもつが,女性と思われる人骨には広鼻,軽い突顎,広い頬骨などの特徴をもつものがあり,モンゴロイドの祖先の化石現生人類であると考える学者が多い。シカ,ハイエナ,クマ,トラなどの動物化石を伴っており,更新世後期の第4氷期に相当すると考えられている。人骨に伴って石器,骨針,装身具が発見されている。

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百科事典マイペディアの解説

上洞人【じょうどうじん】

シナントロプスが出土した周口店遺跡付近の小洞で1933年発見された化石人骨。第四紀上部洪積世に属する人類。

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世界大百科事典 第2版の解説

じょうどうじん【上洞人 Shàng dòng rén】

中国,北京市南西郊の洞穴から,1933‐34年に多数の動物化石,文化遺物とともに発掘された人骨群で,山頂洞人ともいう。周口店の竜骨山北斜面に位置し,北京原人が発見された周口店遺跡第1地点の上にあたる。石器,骨角器,豊富な装身具類などは後期旧石器文化のもので,炭素14法による年代も1万8000年前と推定されているので,上洞人がウルム氷期の化石現生人類であることは明らかである。最低8個体分と見られる人骨の中には,椎骨,脛骨など体肢骨破片のほかに,かなり完全な頭蓋3個が含まれている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

上洞人
じょうどうじん

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