上都遺跡(読み)じょうといせき(その他表記)Shang-tu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上都遺跡」の意味・わかりやすい解説

上都遺跡
じょうといせき
Shang-tu

中国,内モンゴル(蒙古)自治区ドロンノール(多倫諾爾)北西にある都城址フビライ・ハン憲宗6(1256)年,劉秉忠に命じて居城として建築,開平府といった(→上都開平府)。のち即位して都としたが,至元2(1265)年に新城大都が築城されると上都と改称,元朝歴代の皇帝避暑地となった。至正18(1358)年,同23(1363)年紅巾軍の攻撃を受け,元の滅亡とともに廃墟化した。1937年に東亜考古学会により調査が行なわれた。それによると内城と外城の別があり,外城には 2寺院が設けられ,外城の北西に外苑を付設している。外城はほぼ正方形で 1辺約 1.4kmである。2012年,世界遺産の文化遺産に登録。

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