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大都 だいとDa-du; Ta-tu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大都
だいと
Da-du; Ta-tu

中国,の首北京の前身。モンゴル帝国は,金から中都と称されたこの地を奪い,世祖フビライ・ハンの至元2 (1265) 年その北東隣接地に『周礼』に記されてある王都の規模を模範に新城を建設,国都とした。これが大都で,南北に長い長方形をなしていた。マルコ・ポーロらは,これをカンバリク (汗〈カン〉,皇帝の城の意) と伝えている。明初に北平 (ほくへい) と称された一時期を経て,明朝第3代の永楽帝のとき再び国都にされ,のち北京と改称された。

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世界大百科事典 第2版の解説

だいと【大都 Dà dū】

中国,元朝の首都。つづく明・清両朝および今日の北京の前身をなす。古来,北東辺の軍事都市としてあった北京の地は,10世紀以降,遼の副都(南京(なんけい)),金の国都(中都)となるに及んで華北の重要な政治拠点の位置を占めるにいたった(図)。モンゴリアに興起したチンギス・ハーンは,1215年(貞祐3),中都を攻略しこの地に華北支配の機構を設けた。さらに60年(中統1),憲宗モンケの急死により南宋征服の前線鄂州(がくしゆう)からきびすを返して北還したフビライ(世祖)は,中都の北東郊外を自軍の冬の宿営地とし,新政権の根拠地とした。

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大辞林 第三版の解説

たいと【大都】

( 名 )
〔「だいと」とも〕 大きな都。大都会。
( 副 )
おおかた。おおよそ。 〔色葉字類抄〕

だいと【大都】

元の都。今の北京。

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世界大百科事典内の大都の言及

【北京】より

…8世紀には安禄山や史思明がここを根拠として唐朝に反乱を起こし,唐末には軍閥の劉仁恭父子が独立して燕国を建てた。
[元朝の都大都]
 五代になると後晋の石敬瑭(せきけいとう)が建国に際し,遼国(契丹)の援助を受けた返礼として,燕(幽)雲十六州(今日の北京市と大同市を含む河北・山西両省の北部)を遼国に譲渡した。遼では幽州を南京(五京の一つ)または燕京析津(せきしん)府と名づけ,薊県を析津・宛平(えんぺい)の2県に分けたので,1000年余りも続いた薊県の名はついになくなったのである。…

※「大都」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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