下土井村(読み)しもどいむら

日本歴史地名大系 「下土井村」の解説

下土井村
しもどいむら

[現在地名]加茂川町下土井

賀茂市場かもいちば村の北にあり、宇甘うかい川支流の下土井川が南流する。大山往来南北に通る。寛永備前国絵図には村名のすぐ南に一里塚の印がみえるが、現在その位置は不明。同絵図によると高三二四石余、寛永七年(一六三〇)検地では朱印高のほかに改出高一七八石余(貞享元年「津高郡高目録」池田家文庫)。「備陽記」によると田畠三八町九反余、家数八七・人数四二六。

下土井村
しもどいむら

[現在地名]相生若狭野町下土井わかさのちようしもどい

寺田てらだ村の西、矢野やの川右岸に位置し、支流小河おうご川が地内で合流する。正安元年(一二九九)一一月五日の矢野庄の例名実検取帳案(東寺百合文書)に「奥山土井内」「古土井」とみえる。江戸時代の領主の変遷は元禄一四年(一七〇一)まで相生おお村に同じ。同年幕府領、宝永五年(一七〇八)より相模小田原藩領、延享四年(一七四七)幕府領、宝暦六年(一七五六)大坂城代井上正経(陸奥磐城平藩)領、同九年幕府領、同一〇年三日月藩領、明和六年(一七六九)以降尼崎藩領(相生市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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