下館跡(読み)しもやかたあと

日本歴史地名大系 「下館跡」の解説

下館跡
しもやかたあと

[現在地名]神岡町殿

高原たかはら川中流の東岸では最大規模の河岸段丘である殿との段丘のほぼ中央に位置する。館跡の背後東側には二十五にじゆうご山から南に支脈が延び、尾根の南端頂には高原諏訪たかはらすわ城跡があり、西は旧高原川の河川敷が自然の要害をなし、北側には御館跡がある。「飛州志」には「江馬之下館、諏訪ノ城ノ根小屋跡」とみえる。発掘調査により庭園を含む建物跡・土塁・堀跡等を検出した。堀は東側の山裾を除く三方を、幅四―五メートル、一辺九〇メートルほどで囲み、いくつか開口部を設け、改修も行われている。建物の時代は大きく二時期が認められ、それぞれ四―五棟の建物が考えられる。庭園遺構は館の西南隅にあり、園池を設け立石を配し室町時代の様式を示す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

国指定史跡ガイド 「下館跡」の解説

しもやかたあと【下館跡】


江馬氏城館跡(えましじょうかんあと)

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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