不安の文学(読み)フアンノブンガク

精選版 日本国語大辞典 「不安の文学」の意味・読み・例文・類語

ふあん【不安】 の 文学(ぶんがく)

  1. 一九三〇年代、満州事変後ナルプ(日本プロレタリア作家同盟)解散前後にかけて急激に高まった社会不安と中間層知識人の精神的危機を反映して流行した文学上の傾向。また、その傾向の作品。昭和八年(一九三三)三木清の評論「不安の思想とその超克」に始まり、シェストフの「悲劇の哲学」の訳出によって促進された。小林秀雄、河上徹太郎らの評論、阿部知二の「冬の宿」、北条民雄の「いのちの初夜」などの小説顕著

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む