不溶性食物繊維(読み)フヨウセイショクモツセンイ

デジタル大辞泉 「不溶性食物繊維」の意味・読み・例文・類語

ふようせい‐しょくもつせんい〔‐シヨクモツセンヰ〕【不溶性食物繊維】

食物繊維うち不溶性のものの総称。水に溶けず、水分を吸収して数倍から十数倍に膨張する。セルロースリグニンキチンキトサンをはじめ、植物細胞壁甲殻類の殻などに多く含まれる。整腸作用、排便作用があるとされる。→水溶性食物繊維

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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「不溶性食物繊維」の解説

ふようせいしょくもつせんい【不溶性食物繊維】

植物の細胞壁の構造物質が中心で、水に溶けにくく、水分を吸収して数倍から十数倍に膨らみ、腸壁を刺激して腸のぜん動運動を高める食物繊維海藻類、豆類、果物類、きのこ類、玄米大麦などに多く含まれる。大腸の運動や有害物質排泄を促進するほか、満腹感を促進して肥満予防、静脈血が逆流しておこる静脈瘤(じょうみゃくりゅう)の予防・改善、便秘の予防・改善、虫歯予防などに効果が期待できる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

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