デジタル大辞泉 「与那国蚕」の意味・読み・例文・類語 よなぐに‐さん【与那国蚕】 ヤママユガ科のガ。翅はねの開張約20センチ、翅の面積では世界最大。翅は赤褐色で、前翅の先が鎌状に曲がり、蛇の横顔を思わせる模様をもつ。幼虫は緑灰色の芋虫で、オガタマノキなどの葉を食べ、成長すると葉の間に灰褐色の繭を作る。東南アジアに分布、日本では与那国島・西表いりおもて島などにみられる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「与那国蚕」の意味・読み・例文・類語 よなぐに‐さん【与那国蚕】 〘 名詞 〙 ヤママユガ科のガ。世界で最も大形のガの一種。はねの開張約二七センチメートル。はねの地色は褐色で、各々のはねの中央に黒く縁取られた三角形の透明斑がある。前ばねの先端は外方へ突き出し、ヘビの頭のようにみえる。幼虫はアカギ、モクタチバナなどを食べ、木の葉を使ってマユを作る。八重山諸島から、台湾、中国南部、東南アジアに分布し、特に与那国島に多い。《 季語・夏 》 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例