中体西用(読み)ちゅうたいせいよう

山川 世界史小辞典 改訂新版 「中体西用」の解説

中体西用(ちゅうたいせいよう)

清末の洋務運動の基本方針。張之洞(ちょうしどう)が「旧学は体であり,新学は用である。一方だけを捨てることはない」と述べたことに由来する。自強求富を目的とし,その手段として西洋軍事工業の技術(長技)を導入しようとしたもの。「西」は列強侵略と国内の反乱を防ぐために採用するが,それは伝統的な体制を変更するのではなく,むしろ維持強化するものであるとして改革を進めたが,日清戦争敗北により抜本的な見直しを求められることになった。

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旺文社世界史事典 三訂版 「中体西用」の解説

中体西用
ちゅうたいせいよう

中国で19世紀後半に展開された洋務運動のスローガン
中国の儒学中心とする伝統的な学問制度主体として,西洋の技術文明を利用するべきとの主張

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