中山昌樹(読み)ナカヤマ マサキ

20世紀日本人名事典 「中山昌樹」の解説

中山 昌樹
ナカヤマ マサキ

明治〜昭和期の宗教家,翻訳家,文学者



生年
明治19(1886)年4月10日

没年
昭和19(1944)年4月2日

出生地
三重県

学歴〔年〕
明治学院神学部〔明治43年〕卒

経歴
牧師となり大連に赴任東京下谷、京都吉岡で牧会に従事。大正8年明治学院教会牧師、11年同学院高等学部英文学科教授を経て高等部長となった。早くからダンテの研究に専念著書文芸復興の三大芸術家」、翻訳にダンテ「神曲カルバン「基督教綱要」(初の邦語全訳)、さらにアウグスチヌスフランチェスコミルトンなどの翻訳、紹介に務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中山昌樹」の意味・わかりやすい解説

中山昌樹
なかやままさき

[生]1886. 金沢
[没]1944. 東京
神学者,牧師。明治学院神学部卒業後,奉天,東京,京都で伝道。 1922年母校高等学部部長。ダンテの『神曲』,カルバンの『基督教綱要』,アウグスチヌスの『神の国』などを訳した。

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367日誕生日大事典 「中山昌樹」の解説

中山 昌樹 (なかやま まさき)

生年月日:1886年4月10日
明治時代-昭和時代の宗教家;翻訳家;文学者。明治学院大学教授
1944年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の中山昌樹の言及

【ダンテ】より

…《神曲》の翻訳としては,文章表現と文体に問題は残るが,最も原文に忠実で正確なものとして,山川丙三郎訳を挙げねばならない(1984年現在)。また,みずからキリスト者として翻訳にたずさわったもの(山川丙三郎,中山昌樹ら)が多いなかにあって,寿岳文章訳は仏教者の心構えからダンテの詩的世界を日本の読者に知らしめようとしている。なお,一般の読者に最も接近しやすい版には平川祐弘訳がある。…

※「中山昌樹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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