中朝（読み）チュウチョウ

デジタル大辞泉

ちゅう‐ちょう〔‐テウ〕【中朝】

１ 《「中」は禁中の意》朝廷。
「吏人は見ず―の礼」〈露伴・連環記〉
２ 日本の朝廷。また、日本。
３ 中ごろの世。中世。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ちゅう‐ちょう‥テウ【中朝】

1. 〘 名詞 〙
2. ① ( 「中」は禁中の意 ) 朝廷。
   1. [初出の実例]「宴_二五位已上於中朝_一」(出典：続日本紀‐天平二年（730）一月壬辰)
   2. [その他の文献]〔皇甫曾‐送和西蕃使詩〕
3. ② 我が朝廷。転じて、日本。
   1. [初出の実例]「其後、中朝置_二遣唐使_一、通_二信於外朝_一」(出典：中朝事実（1669）礼儀)
4. ③ 中頃の世。中世。中古。〔斉書‐礼志・上〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【中朝】ちゆうちよう（てう）

内朝。宮中。〔邵氏聞見録、三〕（王）安石、高科にして學りと雖も、本(もと)人（撫州臨川）なり。未だ中の士大夫のすると爲らず。乃ち深く韓・呂二家兄弟にはる。

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出典　平凡社「普及版 字通」