新撰 芸能人物事典 明治~平成 「中村吉次」の解説
中村 吉次
ナカムラ キチジ
- 職業
- 俳優
- 別名
- 別名=小島 倉雄,中村 吉治,中村 健峰
- 生年月日
- 明治25年 3月20日
- 出生地
- 秋田県 土崎町(秋田市)
- 学歴
- 秋田中中退
- 経歴
- 明治40年中学を中退して上京、新派の寺島倉次郎一座に入り、東京・真砂座で初舞台。大正8年日活向島撮影所に入り、溝口健二の第2回作品「故郷」(12年)では女形の老母を演じた。関東大震災後は日活京都に移り、現代劇、時代劇を問わず多くの作品に老け役で出演。好演した作品に「砂絵呪縛」(昭和2年)「丹下左膳」(8年)などがあるが、伊藤大輔監督「忠次旅日記・信州血笑編」(2年)では息子の名子役・中村英雄と親子共演した。南旺映画「空想部落」(14年)が最後の映画となった。
- 没年月日
- 昭和14年 12月21日 (1939年)
- 家族
- 息子=中村 英雄(俳優)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報