中臣寿詞(読み)なかとみのよごと

大辞林 第三版の解説

なかとみのよごと【中臣寿詞】

天皇践祚せんそのときや大嘗祭だいじようさいの日に、中臣氏が天皇の御代をことほぎ奏上した詞。天神寿詞あまつかみのよごと

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世界大百科事典 第2版の解説

なかとみのよごと【中臣寿詞】

近衛天皇の即位大嘗祭に大中臣清親(おおなかとみのきよちか)が奏上した天神の祝詞(のりと)。これは藤原頼長の《台記別記》の康治元年(1142)11月条に記録されているが,内容,文章ともに上古のさまを伝える。第1段は天孫降臨中臣氏の祖先神の働き,第2段は大嘗祭の悠紀(ゆき)・主基(すき)の卜定(ぼくじよう)のことや天皇の代の長久の寿ぎ(ことほぎ),第3段はこの寿詞拝聴者への下知(げち)となっている。実際に奏上された点,史料的価値が高い。

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精選版 日本国語大辞典の解説

なかとみ‐の‐よごと【中臣寿詞】

〘名〙 天皇践祚の日または大嘗祭の日に、中臣氏が天皇の御代を祝いことほぐために奏した詞。天(あま)つ神の寿詞。〔台記別記‐康治元年(1142)〕

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