主筋(読み)シュウスジ

デジタル大辞泉 「主筋」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐すじ〔‐すぢ〕【主筋】

主君または主人血筋。また、その血筋を引く人。
主君または主人に近い関係にあること。また、その関係にある人。

しゅ‐きん【主筋】

鉄筋コンクリート造りの柱やはりに入れて、その建物荷重を負担する鉄筋。主鉄筋。

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精選版 日本国語大辞典 「主筋」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐すじ‥すぢ【主筋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. しゅうすじ(主筋)
    1. [初出の実例]「此角助も主筋(シュスジ)ならずや。それに腕まくりしてくゎんたい千万」(出典浮世草子世間娘容気(1717)三)
    2. 「何とて旧(もと)は主筋(シュスヂ)なるお俊に〈略〉挨拶もせず韋駄天ばしりに逃げ退きたるか」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉九五)
  3. 話を展開していくうえで、中心となる事柄
    1. [初出の実例]「産業資本の時代的な野心を主筋に、こういう時代に処する二人の異った生き方を示した」(出典:前期自然主義文学(1949)〈瀬沼茂樹〉三)

しゅう‐すじ‥すぢ【主筋】

  1. 〘 名詞 〙 主君または主人の血筋。主君または主人に近い関係。しゅすじ。主人筋。
    1. [初出の実例]「威も力もなき人を日本の主筋とし」(出典:集義和書(1676頃)八)

しゅ‐きん【主筋】

  1. 〘 名詞 〙 鉄筋コンクリート造の柱や梁に入れて、主に応力を負担する鉄筋。

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