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久松真一 ひさまつ しんいち

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美術人名辞典の解説

久松真一

宗教哲学者・文学博士。岐阜県生。号は抱石。西田幾多郎に師事し、鈴木大拙の影響を受け、禅思想の根本に参入する。現代哲学界の泰斗として活躍。京大教授・京美大教授・ハーバード大学客員教授等を歴任。『禅と美術』『東洋的無』等著作多数。昭和55年(1980)歿、90才。

出典|(株)思文閣
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

久松真一

岐阜市出身の禅思想家。三高から京都帝国大哲学科に進み、西田幾多郎に師事。京大教授などを歴任した。西田の薦めで京都の妙心寺に参禅したことをきっかけに、独自の禅哲学を切り開き、「形なき自己に目覚め、全人類の立場に立ち、歴史を越えて歴史を創(つく)ろう」と主張する学道道場(後のFAS協会)を主宰。著書に「東洋的無」「人類の誓い」など。

(2007-09-14 朝日新聞 朝刊 岐阜全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

久松真一 ひさまつ-しんいち

1889-1980 大正-昭和時代の宗教哲学者。
明治22年6月5日生まれ。西田幾多郎に師事し,妙心寺で禅の修行をする。臨済(りんざい)宗大(現花園大),竜谷大の教授をへて,昭和21年母校京都帝大の教授。のち京都市立美大教授。禅文化の哲学的研究で知られた。昭和55年2月27日死去。90歳。岐阜県出身。旧姓は大野。号は抱石庵。著作に「東洋的無」「禅と美術」など。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

久松真一
ひさまつしんいち
(1889―1980)

宗教哲学者。号は抱石庵(ほうせきあん)。近代後の生き方を探究するFAS協会の創立者。岐阜市に生まれ、浄土真宗の信仰にはぐくまれたが、その信仰に疑いをもつ。しかし京都帝国大学で西田幾多郎(にしだきたろう)の宗教学概論の講義に感銘を受け、西田の紹介により妙心寺僧堂師家池上湘山(いけがみしょうざん)(1856―1928)のもとで禅の修行に励む。ポスト・モダニストとして、中世の神律、近代の自律を批判し、無相の自己に目覚めることを説く。臨済宗(りんざいしゅう)大(現、花園大学)、龍谷(りゅうこく)大、京大などの各大学教授を歴任。著書は『東洋的無』(1939)、『絶対主体道』(1948)、八木誠一(1932― )との対談『覚(かく)の宗教』(1980)など。[原島 正]
『『久松真一著作集』8巻(1969~1980・理想社/増補版、9巻、別巻1・1994~1996・法蔵館)』

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