事端(読み)ジタン

精選版 日本国語大辞典 「事端」の意味・読み・例文・類語

じ‐たん【事端】

  1. 〘 名詞 〙 事柄のいとぐち。事件のはじまり。争いのもと。ことはし
    1. [初出の実例]「山名時熙以事端起一レ己也、力戦当氏清」(出典日本外史(1827)七)
    2. 「或は両家の間に事端(ジタン)を生じはすまいかと慮(おもんぱか)った」(出典:渋江抽斎(1916)〈森鴎外〉八六)
    3. [その他の文献]〔史記‐周本紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「事端」の読み・字形・画数・意味

【事端】じたん

ことの起こり。事情。〔貞観政要任賢〕(馬)り。奏を能くし、深く事端を(し)る。故に動けば中(あた)らざるなし。

字通「事」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む