二十八将(読み)ニジュウハッショウ

デジタル大辞泉 「二十八将」の意味・読み・例文・類語

にじゅうはっ‐しょう〔ニジフハツシヤウ〕【二十八将】

中国で、後漢光武帝劉秀)の功臣で、明帝のときにその像を雲台に描かれた28人。鄧禹とうう馬成ばせい呉漢ごかん王梁おうりょう賈復かふく陳俊ちんしゅん耿弇こうえん杜茂とも寇恂こうじゅん傅俊ふしゅん岑彭しんほう堅鐔けんたん馮異ふうい王覇おうは朱祐しゅゆう任光じんこう祭遵さいじゅん李忠りちゅう景丹けいたん万脩ばんしゅう蓋延こうえん邳彤ひとう銚期ちょうき劉植りゅうしょく耿純こうじゅん臧宮ぞうきゅう馬武ばぶ劉隆りゅうりゅう

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精選版 日本国語大辞典 「二十八将」の意味・読み・例文・類語

にじゅうはっ‐しょう ニジフシャウ【二十八将】

[一] 中国、後漢の光武帝の功臣で雲台にその画像を描かれた鄧禹など二八名の総称。
※神皇正統記(1339‐43)「官を任ずるには文吏をもとめえらびて、功臣をさしおく。是によりて二十八将の家ひさしく伝て、昔の功もむなしからず」
[二] 徳川家康の二八名の功臣の総称。松平康忠酒井忠次・井伊直政・榊原康政・大須賀康高・大久保忠教・伊奈忠俊・内藤家長・伊奈忠政・大久保忠世・内藤信成・酒井正親・大久保忠佐・米津浄忠・平岩親吉・奥平信昌本多忠勝・鳥居元忠・菅沼定盈・渡辺守綱・岡部長盛・高木清秀蜂屋貞次・服部正綱・安藤直次・本多康高・松平伊忠・水野勝成。

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