日本歴史地名大系 「二枚橋遺跡」の解説
二枚橋(2)遺跡
にまいばし(2)いせき
発見された遺構は中期の竪穴住居跡三、晩期の集石二、中期−晩期の土坑類一八七などで、出土遺物は早期中葉のムシリI式、中期の円筒上層b式から後期の十腰内I式、晩期の大洞C2−A’式の土器、同時期の石器・石製品・土製品などである。石製品は石剣・石刀・石棒類一一〇点を数え、石製・土製の装身具(状耳飾・ペンダント・勾玉・管玉、大小の丸玉、耳栓など)二七八点、土偶一四八点・仮面二四点(いずれも破損品を含む)、土版・岩版一五点なども出土した。
二枚橋遺跡
にまいばしいせき
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報