日本大百科全書(ニッポニカ) 「五智果」の意味・わかりやすい解説 五智果ごちか 野菜、果実の砂糖漬けで、大阪府八尾(やお)市桃林堂の銘菓。リンゴ、イチジク、ビワ、ナシ、ミカン、キンカン、ワラビ、フキ、ハス、ニンジン、ゴボウ、シイタケ、ショウガ、タケノコ、セロリなど多種がある。1種類ごとに薄い糖蜜(とうみつ)から濃厚蜜にと、7、8回煮込む。菓名は、天地の恵みに感謝する意味を込め、真言密教の教典から、五つの知恵を象徴する大日(だいにち)、阿閦(あしゅく)、宝生(ほうしょう)、阿弥陀(あみだ)、不空成就の五如来(にょらい)にちなんでつけられた。[沢 史生] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
デジタル大辞泉プラス 「五智果」の解説 五智果(ごちか) 大阪府八尾市、桃林堂が製造・販売する銘菓。洋梨、蓮根、オレンジ、ニンジンなど旬の野菜や果物を蜜で煮詰めたもの。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報