デジタル大辞泉 「五苦」の意味・読み・例文・類語 ご‐く【五苦】 仏語。1 人生における五つの苦しみ。㋐生しょう・老・病・死の四苦に、愛別離苦または犯罪人束縛送獄の苦を加えたもの。㋑生老病死苦・愛別離苦・怨憎会おんぞうえ苦・求不得ぐふとく苦・五陰盛ごおんじょう苦。2 迷いの世界である五悪趣で受ける苦。諸天苦・人道苦・畜生苦・餓鬼苦・地獄苦。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「五苦」の意味・読み・例文・類語 ご‐く【五苦】 〘 名詞 〙 仏語。① 人における五つの苦しみ。生老病死の四苦に愛別離苦、または、犯罪人束縛送獄の苦を加えたもの。また、別に四苦を一つに数えて、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦の四つを加えたもの。[初出の実例]「仏滅後五濁五苦等一切凡夫」(出典:選択本願念仏集(1198頃))[その他の文献]〔観無量寿経〕② 迷いの世界である五悪趣で受ける苦。すなわち、地獄、餓鬼、畜生、人間、天上の五つの世界で受ける苦。〔観経妙宗鈔‐一〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例