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五音音階 ゴオンオンカイ

大辞林 第三版の解説

ごおんおんかい【五音音階】

一オクターブの中に五つの音をもつ音階。日本・東洋音楽に多く見られ、五音の音程関係により各種がある。 → 民謡音階都節みやこぶし音階 ・りつ音階 ・琉球音階

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

五音音階
ごおんおんかい
pentatonic scale英語
pentatonische Tonleiterドイツ語

五つの音(段階)からなる音階。これに基づく音組織をペンタトニック五音法)という。五音音階は東洋を中心に世界に広く分布するが、便宜的におよそ次の3種に分けられる。
(1)全音的五音音階tonal pentatonic scale 5音間の音程が三つの全音程と二つの短3度音程とからなり、半音を含まない音階。無半音的(アンヘミトニックanhemitonic)五音音階ともいわれる。五度圏に基づくもので、たとえばハ音から始めると五度音列ハ‐ト‐ニ‐イ‐ホを音高順に並べ換えたハ‐ニ‐ホ‐ト‐イ(ドレミソラ)にあたり、どの音に主音を置くかで5種の旋法ができる。世界の五音音階のうち大部分がこれに含まれる。
(2)半音的五音音階semitonal pentatonic scale 半音を含むもので、半音の位置によっていくつかの種類があるが、半音程は長3度音程と隣り合う位置に置かれることが多い。これは主として日本、朝鮮、インド、インドネシアなどにみられる。
(3)このほかに、全・半音程にとらわれない特殊な五音音階がある。たとえば、1オクターブをほぼ5等分したインドネシアのスレンドロ音階や、1オクターブを7等分しそのうちの5音を用いるタイの五音音階などが代表例としてあげられる。[南谷美保]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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