亜硝酸カリウム(読み)アショウサンカリウム

デジタル大辞泉 「亜硝酸カリウム」の意味・読み・例文・類語

あしょうさん‐カリウム〔アセウサン‐〕【亜硝酸カリウム】

硝酸カリウムを鉛で還元すると得られる無色結晶。性質・用途などは亜硝酸ナトリウムによく似る。化学式KNO2

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精選版 日本国語大辞典 「亜硝酸カリウム」の意味・読み・例文・類語

あしょうさん‐カリウムアセウサン‥【亜硝酸カリウム】

  1. 〘 名詞 〙 ( カリウムは[ドイツ語] Kalium ) 亜硝酸塩一つ。化学式 KNO2 白色または淡黄色の結晶。硝酸カリウムに鉛を加えて加熱すると得られる。

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化学辞典 第2版 「亜硝酸カリウム」の解説

亜硝酸カリウム
アショウサンカリウム
potassium nitrite

KNO2(85.10).溶融した硝酸カリウムを鉛で還元するか,水酸化カリウム一酸化窒素を吸収させると得られる.三方晶系,無色のイオン結晶.密度1.915 g cm-3.融点440 ℃.350 ℃ で分解がはじまる.潮解性があり水に可溶.水溶液は弱アルカリ性を示す.酸を加えると二酸化窒素を発生する.有機ジアゾニウム塩の合成に用いるほか,食品添加物,分析試薬などに用いられる.有毒.[CAS 7758-09-0]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「亜硝酸カリウム」の解説

亜硝酸カリウム

 亜硝酸塩の一つ.肉類の塩漬に用いられ,肉色をよくする.

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