


のように釈されるが、金文では享(
)の意に用いる。〔説文〕五下に「獻ずるなり。高の省に從ふ。曰(えつ)は孰(じゆく)(熟)、物を
むる形に象る」とし、建物と烹
(ほうじん)と、両義を含めて解するが、下部は台基の形である。金文では先人を祀るに「用(もつ)て享し用て孝せん」のように享といい、生人に供するときには「用て
友(ほういう)を
せん」のように
という。金文に
の下にさらに京をそえた
という字があり、再命のことを「
(しょうきゃう)す」という。
は二層の建物で、ゆえに再・続の意となる。そこに先人を祀ることを享といい、その祭祀を享(う)けることをまた享という。副詞として〔大盂鼎〕「享(よ)く
走して天畏を畏れよ」のようにもいう。のち
と通じて、
食の意にも用いる。
と通じ、もてなす、やしなう。
xiangは同声。獻(献)xianもその義に近い。享はもと神に享献する意。のち神人共
の儀礼より、郷飲酒の礼などをいい、
と通用する。金文では享孝のようにいい、祭祀用語であった。
字条参照。
▶・享殿▶・享徳▶・享年▶・享福▶・享保▶・享右▶・享有▶・享侑▶・享祐▶・享楽▶・享礼▶・享禄▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...