京出村(読み)きようでむら

日本歴史地名大系 「京出村」の解説

京出村
きようでむら

[現在地名]喜多方市関柴町せきしばまち三津井みつい

東中明ひがしなかみよう村の北にあり、北と西は姥堂うばどう川を隔てて平林ひらばやし村。本村南東田中たなか、北に畠中はたけなかの端村がある。もとは平林村の端村であったが、慶安元年(一六四八)に分れて一村となった(新編会津風土記)。寛文六年(一六六六)の「会津風土記」に村名が載る。貞享二年(一六八五)の「熊倉組地下諸事作法改帳」によると、当村および平林村は関柴村下柴しもしば村の山へ入っているので、下柴村へは一軒ごとに米一升ずつ、関柴村へは一軒ごとに米二升四合ずつ山手役を出すことになっていた。


京出村
きようでむら

[現在地名]会津坂下町五香ごか

北流する阿賀川西岸にあり、北は下京出分南西十日町とおかまち村。大同年間(八〇六―八一〇)猪苗代湖が陥没した際、この地に移住したと伝えるが阿賀川の度々の洪水集落は度々移動したと思われる。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に京田とあり、高四五一石余。青津組に属し、文化一五年(一八一八)の村日記では高四五三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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