亭主の好きな赤烏帽子(読み)ていしゅのすきなあかえぼし

ことわざを知る辞典「亭主の好きな赤烏帽子」の解説

亭主の好きな赤烏帽子

主人が好むなら、世間から見ると異様なものであっても、家の者はその趣味に従うものである。

[使用例] 「日本には亭主の好きな赤烏帽子なんて言葉がありましてね。お国流に言うと……」斐三郎が言い出したので、おゆきはいたたまらず座敷を逃げ出した[船山馨*蘆火野|1973]

[解説] 烏帽子は、昔、元服した男子がかぶるもので、黒漆を塗ったものが普通で、赤い烏帽子はかなり異様な好みということになります。「赤烏帽子」は「赤鰯」ともいい、塩漬けにして赤みがかったイワシと、赤くさびた鈍刀の意があり、ことわざについても両説あります。

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デジタル大辞泉「亭主の好きな赤烏帽子」の解説

亭主ていしゅきな赤烏帽子あかえぼし

烏帽子は黒塗りが普通であるが、亭主が赤い烏帽子を好めば家族はそれに同調しなければならない意から、どんなことでも、一家の主人の言うことには従わなければならないということのたとえ。亭主の好きな赤鰯あかいわし

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精選版 日本国語大辞典「亭主の好きな赤烏帽子」の解説

ていしゅ【亭主】 の 好(す)きな=赤烏帽子(あかえぼし)[=赤鰯(あかいわし)

主人が好むなら、どんな異様なものでも、家族はその趣味に従うものであるということのたとえ。
※雑俳・あかゑぼし(1702)「神の留守・亭主のすきやあかゑぼし」

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