人定(読み)ジンテイ

デジタル大辞泉 「人定」の意味・読み・例文・類語

じん‐てい【人定】

人が定めること。人為的に制定すること。
まちがいなくその人であるかどうかを確かめること。
にんじょう(人定)
[類語]同定同視同一視

にん‐じょう〔‐ヂヤウ〕【人定】

人が寝静まる時刻。今の午後10時ごろ。の刻。じんじょう。じんてい。〈色葉字類抄

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精選版 日本国語大辞典 「人定」の意味・読み・例文・類語

じん‐てい【人定】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人によって定められること。人が定めること。
  3. 人の寝しずまる頃。亥(い)の時。今の午後一〇時。じんじょう。にんじょう。〔易林本節用集(1597)〕 〔後漢書‐来歙伝〕
  4. 当人であるかどうかを確かめること。

じん‐じょう‥ヂャウ【人定】

  1. 〘 名詞 〙じんてい(人定)
    1. [初出の実例]「十二時異名如何〈略〉人定(ジンジャウ)亥時」(出典塵添壒嚢抄(1532)一〇)

にん‐じょう‥ヂャウ【人定】

  1. 〘 名詞 〙 人が寝しずまる頃。亥(い)の刻。今の午後一〇時。じんじょう。〔色葉字類抄(1177‐81)〕

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普及版 字通 「人定」の読み・字形・画数・意味

【人定】じんてい

人力が定まる。また、人が寝静まる。〔玉台新詠、焦仲の妻の為に作る〕詩 (あんあん)として昏(くわうこん)の後 寂寂(せきせき)として人定まるの初め 我が命、今日にえん 魂去るも、尸(し)は長く留まらん

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