日本歴史地名大系 「人康親王山荘跡」の解説
人康親王山荘跡
さねやすしんのうさんそうあと
「伊勢物語」七八段に
<資料は省略されています>
とあって、藤原常行の立寄った山科宮山荘が滝や泉水を備えていたことを記している。「山城名勝志」に「人康親王山庄 人康親王号山科宮也、法名法性、土人云、旧跡在諸葉山下・十禅寺西北、泉石跡少許残云々」、「拾遺都名所図会」に「人康親王旧蹟 十禅寺の傍、石橋の西北藪の中に泉水といふ字の地あり、此所かの御所、仮山・泉水の地也」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報