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仁宇谷 にうだに

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

仁宇谷
にうだに

「丹生谷」とも書く。徳島県中央部を流れる那賀(なか)川の上・中流部の地域。那賀郡の旧鷲敷(わじき)町・相生(あいおい)町・上那賀町・木沢(きさわ)村・木頭(きとう)村にまたがり、その5町村は合併して那賀町となっている。最下流部の旧鷲敷町が仁宇谷の入口にあたる。県内屈指の林業地帯であるが村外地主の所有林が多い。第二次世界大戦後、那賀川電源開発によって長安口(ながやすぐち)ダムなどが建設され、那賀川沿いを走る国道195号が高知県境の四ツ足峠トンネルを経て物部(ものべ)川流域に達するなど、かつての隔絶山村も変化している。1819年(文政2)徳島藩主の巡行の費用賦課に抗して、仁宇谷の百姓3000人が阿井の磧(かわら)に集合したことは仁宇谷一揆(いっき)として知られる。[高木秀樹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の仁宇谷の言及

【那賀川】より

…谷底平野はほとんどなく,中・上流域では河岸段丘が発達し,段丘上に集落が立地する。上流域の木頭村,木沢村,上那賀町はいわゆる木頭林業地帯(木頭)をなし,これに中流域の相生町,鷲敷(わじき)町を加えた地域は通称〈仁宇谷(丹生谷)(にうだに)〉といい,これに対して木材の集散地である下流域の羽ノ浦(はのうら)町,那賀川町は〈川北〉と通称される。明治30年ごろから材木業者が上・中流域の林業地帯に目をつけ,伐採・搬出が盛んとなったが,利益は少数の山主に独占された。…

※「仁宇谷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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