今参局(読み)いままいりのつぼね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今参局」の解説

今参局 いままいりのつぼね

?-1459 室町時代,足利義政乳母(うば)。
側室ともいわれる。将軍義政の政治介入,有馬持家,烏丸資任(からすまる-すけとう)とともに三魔とよばれ,権勢をふるった。長禄(ちょうろく)3年義政の正室日野富子が男子を死産したのは局の呪詛(じゅそ)によると噂(うわさ)され,琵琶湖沖ノ島に流される途中,1月19日自殺した。
格言など】我婦人といえども,豈(あに)自殺することあたわざらんや

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の今参局の言及

【日野富子】より

…1455年(康正1)義政に嫁ぎ,59年男子を得るが死産であった。ところが,義政の愛妾とも乳母ともいわれる今参局(いままいりのつぼね)が富子を呪詛したことが露顕したため,富子は義政を動かしてこれを殺害した。その後も男子なく,64年(寛正5)義政は弟浄土寺門主義尋(義視)を養子にしたが,翌年富子は懐妊,男子を出産した。…

※「今参局」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む