今村勤三(読み)イマムラ キンゾウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「今村勤三」の解説

今村 勤三
イマムラ キンゾウ


肩書
衆院議員(改進党),奈良県議会議長(初代),奈良鉄道社長

生年月日
嘉永5年2月(1852年)

出生地
大和国生駒郡安堵村(奈良県安堵町)

経歴
伴林光平に和漢を学んだ。明治4年父を継いで里正となり、廃藩置県で戸長、区長を務めた。14年大阪府議となり、15年大和国15郡の人民総代として上京内務卿に廃県となった奈良県の分県請願書を提出、16年2度目の請願書を出したが却下され、さらに元老院議長佐野常民に建白して20年遂に奈良県設置が決定。その功績県議、議長となった。のち讃岐鉄道会社の敷設工事を完成、21年養徳新聞社を創立、社長。23年以来衆院議員当選2回、改進党に所属。26年奈良鉄道会社を設立して社長。30年奈良農工銀行を興し頭取、36年郡山紡績社長を兼務した。

没年月日
大正13年10月26日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今村勤三」の解説

今村勤三 いまむら-きんぞう

1852-1924 明治-大正時代の政治家,実業家
嘉永(かえい)5年2月生まれ。今村幸男荒男の父。今村文吾の甥(おい)。明治14年大阪府会議員となり,大和15郡の大阪府からの分離,奈良県再設置のために尽力。21年奈良県会議長。23年衆議院議員,改進党に属した(当選2回)。のち奈良鉄道社長,奈良県農工銀行取締役。大正13年10月26日死去。73歳。大和(奈良県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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