今来(読み)コンライ

デジタル大辞泉 「今来」の意味・読み・例文・類語

こん‐らい【今来】

今まで。現在に至るまで。「古往今来
現在。〈日葡

いま‐き【今来】

新しく来たこと。また、その人。
古代、新たに帰化した人。
「―の才伎てひと」〈雄略紀〉

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精選版 日本国語大辞典 「今来」の意味・読み・例文・類語

いま‐き【今来】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 新しく来ること。また、その人。今参り。新参
  3. 古代、新たに渡来した人。
    1. [初出の実例]「百済の貢(たてまつ)れる、今来(イマキ)の才伎(てひと)を大嶋の中に集聚(つど)へ」(出典日本書紀(720)雄略七年是歳(前田本訓))

こん‐らい【今来】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 今まで。今に至るまで。古往今来の形で用いることが多い。
    1. [初出の実例]「万巻の書をよみ破りたれば、今来古往、天地間あらゆる処の栄華と云ことも、枯槁と云ことも」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)
  3. ただ今。現在。また、最近。〔日葡辞書(1603‐04)〕〔曹植情詩

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普及版 字通 「今来」の読み・字形・画数・意味

【今来】こんらい

いままで。晋・潘岳西征の賦〕古今來、(はる)かにして悠なるかな。寥廓(れうくわく)惚恍(こつくわう)たり、一氣をして三才(あき)らかにす。此の三才とは、天地人なり。

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