今際(読み)イマワ

デジタル大辞泉 「今際」の意味・読み・例文・類語

いま‐わ〔‐は〕【今際】

《「今は限り」の意から》もうこれ限りという時。死にぎわ。臨終最期。「今際言葉
[類語]死に際往生際死に目断末魔末期臨終終焉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「今際」の意味・読み・例文・類語

いま‐わ‥は【今際】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いま(今)は[ 二 ]」の用法から「今はのきわ」「今はのとき」の意に用いられたもの ) 今はこの世の限りだという時。死にぎわ。臨終。最期。
    1. [初出の実例]「故大納言いまはとなるまで」(出典:源氏物語(1001‐14頃)桐壺)
    2. 「証拠となるは母親が、最後(イマハ)に残せし短刀のみ」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙一六)

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