(斎藤幾郎 ライター / 2008年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
物理的構成とは無関係に、コンピュータやネットワーク機器などを擬似的に分割、統合すること。仮想化ソフトウェアを使用して、たとえば1台のサーバーコンピュータを複数のコンピュータとして論理的に分割し、異なるオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションを立ち上げて同時に動作させたり(サーバー仮想化)、コンピュータ・ネットワーク上にある複数の外部記憶装置をあたかも一つの大きなストレージとして機能させて、大容量のデータを一括して保存したりする(ストレージ仮想化)ことも可能である。こうしたサーバーやストレージの仮想化ばかりでなく、ゲーム機器やネットワークなどについても仮想化は広く実行されている。仮想化によるメリットとしては、ハードウェアを効率的に利用できることから、運用コストの削減や開発期間の短縮が図れることなどがある。しかし、仮想化ソフトウェアそのものがハードウェアの処理能力の一部をつねに使用しているため、仮想化しようとする機器の規模や性能によっては、高速、高性能のハードウェアが不可欠になることや、サーバー仮想化の場合にはライセンス契約や通信の流れが複雑化し、管理者に専門的な知識が求められるといった制約もある。
[編集部]
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
…コンピューターにおいて,ハードウェアが実際にもっている物理構造を,適当な変換機構を介在させることにより,プログラムを作成する利用者にとってつごうのよい別の論理構造をもつものとみなせるようにすることを,ごく一般的に仮想化という。この考え方により,特定のハードウェアによって実現されているコンピューターの一般化,共通化が行われている。…
※「仮想化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新